それぞれの日々

サッカー観戦をしている時に
ふと涙が浮かんだことがありました

平日の夜に
たとえば仕事終わりに車の中に応援グッズを置いておいて
仕事が終わったら一目散にスタジアムに向かって着替える人がいる

好きなチーム、好きな選手のために声を枯らし
チャンスやピンチに大きなアクションで一喜一憂する

誰とも知らなかった人々と通じ合い
ハイタッチしたり乾杯したり抱き合ったり

ただそんな何気ない姿だけれども
その人にとっての楽しみや幸せがそこに在って

それ以外にもスタジアムの中には
サッカー選手がいて
監督やコーチがいて
チームを様々な形で支えるスタッフがいて

審判がいて
ボールボーイがいて
スタジアムのスタッフがいて

それぞれがそれぞれの人生の中で
同じ時間を共有している

それぞれのドラマがあって
ちょうど今ここに集まっている

それがいかに尊いことか
それだけでどんなに素晴らしいことか

ホットドッグとポテトとオニオンフライとチキンを食べながら
「あぁ、揚げ物ばっかだな」って苦笑して
パサパサになった口にビールを注ぎ込む自分も
そんなドラマの端っこに映り込んで

試合そっちのけで
人々の楽しそうに笑っている姿を見ていたら
なんだか目が潤んできて
そんな自分に笑ってしまいました

いつもこうなんです

そしてその度に
僕は人が好きで
どんなに小さな喜びでも良いから
その笑顔に貢献できる人で在りたい

そう確認させてもらいます

どうかこの手がこの声が
必要としてくれるあなたに届きますように。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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