怖い記憶のせいで遠ざかっていた場所

子供の頃
建物と建物の間に人が2〜3人はすれ違えるほどの
通路がある住宅街に住んでいて
よくかくれんぼなどをしていました

そのうちの一軒に犬を飼っている家があったのですが
近付くと吠えてくるのが怖かった上
それに驚いた姉が転んで擦り傷を負ったのを見てから
犬に襲われたのだと勘違いしてさらに怖くなって
その家に近付けなくなったり
動物が苦手になっていた時期がありました

東京で仕事をし始めた頃
それが当時はパニック障害の症状と気付いていなかったのですが
朝の満員の通勤電車で
呼吸がうまくできなくなり汗も止まらなくなってしまうことが続いていました

倒れそうにはなるけれど
押しつぶされた状態なので降りられもしないという経験をしてから
エレベーターのような閉鎖空間でも同じ症状が出たり
人混みの中でも怖さでしゃがみこんでしまうようなことがありました

怖さや辛さの記憶って
増幅されたり塗り替えられることがあったりします

たとえば僕自身の子供の頃の記憶について言えば
実際には犬に噛まれたりしたわけではないし
むしろ僕に関して言えば姉より後ろを歩いていて
驚いて引き返そうとした姉に驚いて逃げてきたような状況だったので
直接的な怖さは味わっていないとも言えるかも知れません

大人になってからの満員電車やエレベーターの記憶も
一時期は電車そのものが苦手になりかけましたが
たとえば時間をずらしてみたり
早めに家を出てそんなに混まない各駅停車で座って行ったり
誰かと一緒であれば大丈夫であったり
イヤホンで好きな音楽に助けてもらったり

すべてが同じように怖いわけではなくて
対策や例外があったりもしました

また
時間が解決してくれることがあったり
思考が解決してくれることがあったり
誰かの寄り添いに寄って乗り越えられることがあったりします

怖いや辛いという感情を
無理に抑える必要はありませんが
もしも乗り越えたいなって思えたときには
見方を変えて例外を探してみたり
誰かに付き添ってもらって
少しずつ制限を解除していくようなイメージで
ほどいていってみるのも良いかも知れません

カウンセリングの中でも
お話をしていく中で
感じ方が変化していくこともあったりします

どうかあせらず
あくまでご自身のペースで
あなたなりの向き合い方で
一緒に歩いてみませんか。

怖い記憶

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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