初めて自転車に乗れた時のような

継続してカウンセリングを受けてくださっている方に
「こういう癖がぬけないんですよね」
「また繰り返してしまっていますよね」
そういったことを言われることがあります

途中の段階では確かにそう感じることもあるのですが
それ以上に、始めてお話を伺った頃に比べたら
"まずそのことにご自身が気づけていること"
それ自体が素晴らしいことだとお伝えしたりします

カウンセリング以外の場面でも
たとえば生徒さんに何かを教えている中で
たとえば後輩にお仕事を引き継いでいく中で
たとえば身近な誰かから相談を受けている中で

始めはゼロからスタートして
身振り手振り言葉で伝えられる限りお伝えして
手取り足取り心からサポートさせていただいて

少しずつご自身で気付いて積み重ねて
少しずつご自身の力をメインに進まれて
いつしかこちらは手を離して見守っているのだけれども

初めて自転車に乗れるようになったときのように
「まだ離さないでね」
"うん、ちゃんと押さえているよ"
「絶対離しちゃだめだよ」
"うん、大丈夫大丈夫"

そう言っている頃には
その声は遠くなっていて
いつの間にか自分の力でできるようになっているような
あの感覚に似ているような気がするんですよね

ご自身でお悩みを解決したクライアント様
自力で逆上がりができるようになった子供
大事な業務で独り立ちできるようになった後輩
人生の新たなステージに進んだ友人

ご本人以上に嬉しくなって
涙ぐんでしまう自分がいたりします

ご自身の力にご自身が気付き
成功体験を積み重ねていくことで
自信や強みになってくると思いますが

ご自身の力で進めるようになったからと言って
こちらはもう関わらないというつもりはありません

迷われたときには明かりを照らしたり
傷ついたときにはケアをしたり
お話をしたいときには
これまで通り心からお話を伺います

ここまでの歩みを認め
現在地を知りながら
これからの一歩一歩を大切に歩まれることを
今日もここから応援しています。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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