一番になれなかったとしても

一番になれなかったとしても

どうしても一番になりたかった

けれども
その枠はたった一つしかなかった

自分には届かなかった

そんな経験って
お仕事や学業などを通して
人生のどこかであるかも知れません

その渦中にいる時は
励まされても慰められても
何も感じなかったり何も響かなかったりする

残酷なことに
日々はそれでも流れてしまいます

どんなに時間が経っても良い

もしいつか自分の中で整理がつく時が来たら
思い出してほしいなと思います

結果は望んだ通りではなかったとしても
そこまで自分が歩んできた道を

積み重ねてきた行動を

流してきた汗や涙を

我慢してきた感情や欲望を

そして見守ってくれたり応援してくれた周りの誰かを

そのすべてがちゃんと今の自分に繋がっているし
それを乗り越えられた自分は
それまでとは比べられないくらいしなやかに強く優しくなっている

そして
人にはそれぞれ役割があると僕は思っていて

もしかしたら初めは納得のいくものではないかも知れないけれど
「誰にだってできるじゃないか」と思うような役割だとしても
それを“今”ここにいる“自分”が請け負うということは
もう間違いなく『自分だけの役割』なんだと思っています

人は誰一人として同じではありませんから

悔しさや苦しみや悲しみを
どうか怒りや憎しみや僻みではなく
柔らかく温かい誰かへの優しさに変えられますように。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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