怒りを感じたら

怒りは強い
他の感情を飲み込んでしまうくらいに

僕自身は歳を重ねるほど
そこまで怒ったりいらいらすることはなくなりましたが
時にそういった感情が出てきたら
「おうおう、きたね。いらっしゃい」ってな感じで
まずは受け入れてみるようにしています

そこから
何か機械を分解するとか
絡まった紐をほどくとか
新しいゲームに挑むとか
知恵の輪を解くとか
ルービックキューブを完成させるとか

ちょっとしんどいけれどもゴールの時の快感を知っている
ちょっとわくわくするような行動のイメージで
「どれどれ?」と
怒りやいらいら、もやもやの正体を紐解くことを楽しむようにしています

どうしてこの感情は生まれた?
内容?タイミング?
相手の言い方?態度?
自分にも後ろめたさがあった?
体調?天気?

全部が腹立たしいのか
理解できる部分もあるのか
じゃあこの物事のどの部分に対しての怒り?
その度合いはどれくらい?
そもそも怒るようなこと?
自分が逆の立場だったらどうした?

自分の範囲でどうにもできないことなら
見ない、聞かない、関わらないという選択をしてみる?

色々と行きつ戻りつしながら
出てきた疑問の紐を引っ張ってみたり
ほどけた答えの紐を優しく結び直してみたり

そんな風にしていると
正体不明の大きな塊だった感情が
整理されてかわいく思えてきたりします

とはいえ
怒りという感情の渦の中に居ると
なかなか冷静に考えるのは難しいので
まずは「うまいもん食って寝る」というところも大切です

僕は寝たらたいていのことは解決しますが
そもそも怒りで寝れないよという方は

たとえば
頭のてっぺんのツボや手を握ったときに中指と薬指の先が当たるあたりのツボを押すとか
口をタオルで押さえて大きな声を出すとか
トイレットペーパーを満足いくまでくしゃくしゃに丸めて捨てるとか
紙に書き出してびりびりに破るとか
運動することやお風呂、サウナで汗を流すとか
“推し”の写真や動画に耽るなど
色々な対策を試してみてくださいね

行動的な対策と思考的な対策とを使い分けながら
怒りに限らず自分の感情を抑えるとかコントロールするというより
お付き合いを楽しんでみるくらいの感覚で寄り添えたら
少し気が楽になるかも知れません

自分の心って一生のお友達ですから。

怒りを感じたら

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

榊原一樹のプロフィールはこちらからご覧ください。

コメントはこちらへお願い致します。