悩むということ

「これからどうしていけばいいのだろう?
どんな大人になっていったら良いのだろう?
悩むし、不安にもなるんです」

そう言った若者がいて
何よりもまず「素晴らしい」と伝えました

『悩む』ということもまた
今を一生懸命に生きているということだし
これからを見て真剣に考えているということ

同じ頃に自分がどうだったか聞かれたら
もっともっと何も考えていなかったなと思います

悩みの渦中にいる若者が
突然「素晴らしい」と言われても
「???」という感じでしたが
まずは悩み始めるということが第1ステップ
そこから第2ステップ

何をしたい?
そのためにどんな準備をする?

どこで?
何年かけて?
どのくらいのお金がかかる?
そのお金は自分で稼ぐ?
誰かに頼る?

その先をどう歩む?
もしうまくいかない場合は?
それでも突き進む?
違う選択肢も考えておく?
細かくても小さくても良い

できるだけ具体的にイメージしてみる

調べる
見る
聞く
考える
想像する
相談する

それぞれの段階を切り分けたり
それらをまた繋ぎ合わせてみたり

実現へ向けて
丁寧に形にしていく

悩みや迷い
その事実にただ溺れるのではなく

それすらも生きているからこそ
考えているからこそ生まれることなんだと
自分で前向きに捉えてあげることから

ひとつひとつの要素を紐解いて
不安を拭っていくようなイメージで積み上げてみる

やり方はきっとひとつとは限らないし
失敗や挫折もあるかも知れない

だからこそ柔軟な思考と五感で
いつも開いておくこと
色々受け入れてみること

そうやって『悩む』という人生の素晴らしいステップにも
楽しみながら臨んでみること。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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