無理矢理染まろうとした
どこか納得していないながらも
どこかしっくりきていないながらも
そうした方が良いのかなって思って
そうしなきゃ空気読めてないかなって
無理矢理 染まろうとした
似合っていない違和感ばかりのそれは
チクチクと心を刺してきて
いつしか私は
私らしさを失った
私が分からなくなったりもした
それでもいいってどこかで諦めて
自分の本当の声や
違和感に築いてくれる誰かの声を無視し続けた
静かに膨らみ続けたそれは
いつしか張り裂けてしまうほど大きくなっていた
私はどうしたら良かったんでしょう?
って彼女は言った
そのときは
それが良いと思って選んでいるから
こうしたら良いって誰かに言われたとしても
きっとそうはしなかったと思う
だから今の自分が
そのときの自分を責めたりしないこと
大切なのは
気付いた今、ここからどうしていくのかってこと
そう、僕は返す
客観的に観たり
あとから思い返せば
違和感って一目瞭然だったりするけれど
渦中にいるとそれには気付かなかったり
気付いてもそれで良いとやり過ごしていたりする
もったいないと言われようが
後悔をしてみようが
時間は戻りはしないので
気付いて良かったって思うことにしよう
今、気付けて良かったって思うことにしよう
遅くなんかないよ
ここからまた選んでいけばいいんだから。
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